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脂肪肝

脂肪肝とは?

成人男性の約1/3, 成人女性の約1/5は脂肪肝と呼ばれる状態で、近年は食生活の欧米化に伴い増加中です。食べた物で消費されなかったエネルギーの一部は、中性脂肪という形で肝臓に貯蓄され、それが脂肪肝となります。特に糖尿病や脂質異常症、高血圧症などの生活習慣病を合併している方、アルコール摂取の多い方(特にアルコール摂取で酔いやすい方)、食べ過ぎ(炭水化物:特に「果糖」摂取により「果糖」は中性脂肪へ変化しやすいため「果糖」摂取が多い方)で運動していない方、無治療の睡眠時無呼吸症候群がある方、更年期以降の女性などは、肥満がなくても脂肪肝を認める事があります。残念ながら脂肪肝は、症状がないため気付かずに過ごされ、長期間脂肪肝の状態が続くと約5%の方に肝硬変や肝臓癌が見つかる事があります。

検査

血液検査でAST(GOT), ALT(GPT), γGTP, 中性脂肪などが異常値を示す事がありますが、正常値の場合もあり、注意が必要です。簡便で判定がしやすい検査としては、「腹部超音波検査」です。脂肪肝では、脂肪の付かない腎臓と比較して30%以上脂肪化していると通常よりも白く見られます。

治療

脂肪肝の最も効果的な治療は、食事制限と1日30分以上のウォーキングなどの(有酸素)運動、肥満があれば減量が最も効果的です。また、ストレスをためず睡眠も十分にとってください。ビタミンEも推奨されますが、特効薬はなく、新規薬剤が開発中ですが、未だ見つかっていません。

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