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胆石

胆石とは?

胆のうは肝臓で作られる胆汁(脂肪分を乳化して分解しやすい状態にする)を一時的に蓄えておきます。胆のうに蓄えられた胆汁は濃縮され、十二指腸に脂肪の消化をするために放出されます。胆石はこの胆のうに出来る結石で、成人の10人に1人は胆石をもっているとされています。胆石の出来やすい特徴として、「肥満」「中年女性」がありますが、「糖尿病」「脂質異常症」の方も注意が必要です。
胆石には、コレステロール石と色素石の2種類があり、コレステロール結石は、胆汁中のコレステロール濃度が高いときに結晶化して胆石になり、胆のう内に結石が出来ます。色素石のうち、ビリルビンカルシウム石は胆汁の細菌感染や低栄養が原因と考えられています。この胆石症になっても、23割の人は症状がみられませんが半数以上の人に「胆道痛」といわれる右側腹部から背部にかけての鈍痛や、疝痛発作と呼ばれる激痛に襲われる特徴的な痛みが、脂っこい食事をした30分~1時間後に起こることが多く、痛みは数時間も続くことがあります。 

検査

胆のう結石は、腹部超音波検査が最も有力な検査方法です。
胆管に結石がある場合には、腹部超音波検査では描出困難な場合があり、CTMRIでの検査が必要になります。

治療

胆石症のうち痛みなどの明らかな症状がないものは、治療を行わずに定期的に経過を観察します。また、食事は脂肪分の少ない肉や魚でタンパク質や食物繊維を摂ります。
石の大きさが15mm以下で石灰化のない純粋なコレステロール石で、1年間内服で約2040%程度のウルソデオキシコール酸による溶解効果はありますが、その後に内服を中止すると約60%の患者さんに再発が認められており、溶解後も内服を続ける必要があります。
痛みを伴う胆のう結石の場合は、原則的に胆のう摘出手術が必要となります。また、胆のう結石が、胆管内へ移動すると胆管の出口に詰まり、胆管炎を起こすと発熱、腹痛、黄疸などが出現し、重症化することがあるため内視鏡治療や手術といった外科的治療を要します。稀に胆嚢摘出後に術前になかった「胆のう摘出後症候群」といわれるお腹の症状が出現することがあります。

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